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aws:ec2:index.html

Amazon EC2で、仮想サーバ(インスタンス)の作成

Amazon EC2とは

製品ページ Amazon EC2
AWSドキュメント Amazon EC2

  • Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)
  • 仮想サーバ

Amazon EC2の特徴、メリット

  • 現在動いているOSをバックアップできる。
  • 基本的な設定がされたイメージ(AMI)を作っておけて、同じような構成のサーバを何台も作りやすい
  • 1時間単位で課金されるので、使わない時には、shutdown しておけば費用が節約できる。
  • ストレージを必要な分だけ簡単に追加できる。(EBS)
  • SLA(Service Level Agreement)は、99.5%


セキュリティ(Security Group、Network ACL)

基本はSecurity Groupで許可の設定をする。拒否したい場合にNetwork ACLを使う。

Security Group

  • インスタンス(EC2、仮想サーバ)に設定する。
  • 許可しかできない
  • ステートフル(戻りの通信の設定不要)

Network ACL

  • サブネットに対して設定する。
  • 許可/拒否ができる
  • ステートレス(戻りの通信も設定が必要)




EC2のストレージ

  • インスタンスのrootデバイスには「インスタンスストア」タイプと「EBS」タイプの2種類が存在します
  • マネジメントコンソールの「Description」の「Root device type」で現在がEBSかがわかる。
  • 最近のEC2のルートボリュームは、EBSのみです。

EBS

  • 2009年後半に登場
  • 2009年後半より、EC2のルートボリュームとしても使える。
  • ネットワークで接続
  • EC2をTerminateしても、保持可能
  • Snapshotを取得し、S3に保持可能
  • EC2の停止(stop)と起動(start)ができ、削除するまでデータが消えない
  • EBSは、時間以外に、1GBあたりと100万アクセスごとに費用がかかる。
  • EBSのサイズ変更はスナップショットの復旧からする。(サイズ拡大はできるが縮小はできない)
  • 「Delete on Termination」のチェックを外すと、サーバ破棄後もディスクが残る。

インスタンスストア(Ephemeral Disk)

  • EC2初期から利用できる
  • rebootするだけであれば、インスタンスストアボリュームもデータ保持される。
  • 停止(Stop)するとインスタンスストアボリュームのデータはなくなる。
  • インスタンスストアボリュームは時間の費用だけ。(どのくらいのアクセスがあっても費用がかからない)
  • インスタンスごとに容量と性能が決まっている
  • 2009年後半より、ルートボリュームとしてEBSが使えるようになったので、あまり使わない。
  • スワップに利用するのがよい。

参考


ネットワークメモ

IPの種類

プライベートIP
(Private IP)
・必ず割り当てられるIPアドレス
・VPCでは、EC2作成時にIPを指定可能
・VPCでは、Stop/StartしてもIPは変わらず固定
・同一リージョン内でのみ通信可能なIPアドレス
・このIPで通信する場合、転送料金はかからない
・サーバ間の通信はPrivate IPで行う
パブリックIP
(Public IP)
・グローバルIP
・ランダムに割り当てられるPublic IP
・Stop/Startすると別のIPが割り当てられる
 ただサーバ間通信で、このPublic IPでアクセスすることはない

・割り当ての有無を変更可能
Elastic IP (EIP) ・明示的にPublic IP を割り当てる
・VPCでは、Stop/StartしてもIPアドレスが維持される
・利用していない場合は課金発生
Public DNS インターネットから通信可能なドメイン名
  • Amazon EC2では、インスタンスの数だけパブリックなIPアドレスが割与えられる。
  • EC2のインスタンスを作ると、「Public DNS」と「Private IPs」が割り当てられる
  • Elastic IPs(固定IPアドレス)を割り当てると、「Elastic IP」とElastic IP用の「Public DNS」が割り当てられる
  • OSをrebootしても、IPアドレスは変更されない。(プライベートIPもパブリックIPも)
  • OSをstop,startすると、IPアドレスは変わる。(プライベートIPもパブリックIPも)
  • Elastic IP を付けると、Public IP が Elastic IPになる。

Elastic Network Interfaces (ENI)

VPC上で実現する仮想ネットワークインターフェースです。
ENIに以下を紐づけられます。

  • Private IP
  • Elastic IP
  • MACアドレス
  • セキュリティグループ

インスタンス作成時にENIは、かならず一つ設定されています。
インスタンスに、ENIをアタッチ(追加)できます。アタッチするとNICが増えます。
インスタンスにより、追加できるENIの数が異なります。

またENIには、追加のIPアドレスを付けることができます。(セカンダリーIP)




仮想化タイプ (Virtualization type)

今まではPVが普通だったのがこれからはHVMになっている。
最近発表されたAWSインスタンスの多くはHVM専用になってる。
インスタンスによって、PVかHVMかが変わってくる。
例えば、「T2」なら、「HVM」

PV (paravirtual)

  • 準仮想化
  • 古いインスタンスタイプは PV しかサポートしていない
  • Xenの仮想化APIを使えるようにゲストOSを修正して、仮想化機構を実現します。
  • 準仮想化は、完全仮想化よりも、オーバーヘッドが少ないといわれます。

HVM (Hardware-assited VM)

  • 完全仮想化
  • PCのアーキテクチャをまるっとエミュレートしてくれるので、ゲストOSがそのまま動作します。

参考

参考

aws/ec2/index.html.txt · 最終更新: 2023/11/24 01:25 by kurihara

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